Webサイトデータのアクセス性向上
アナトミーは、誰でも簡単にサイトのデータにアクセスできることを目的に作られました。GA4やサーチコンソールを自在に使いこなせる人は多くなく、スキルフルな人でも取得操作に多くの時間を費やします。
アナトミーが目指すのは、サイトを上から俯瞰しているような感覚で全体を眺め、気になるページや領域について簡単に情報を得られるUXです。そのために、分析対象は全てアイコンでタイル状に並べられています。そのアイコンにはいくつかの情報が表示されており、全体の中から気になるタイルを画面キャプチャで選択します。
選択されたタイル(ページ)の周りには、PVやチャネルの推移はもちろん、検索クエリーや遷移の前後のページ、SEOタグなどが配置され参照できます。これらのデータを過去と比較したりノートを作るなど拡張機能も用意されています。
タイルレイアウトと画面キャプチャをベースにしたUI/UXをタイルビューと呼んでいます。誰でもWebサイトデータに簡単にアクセスできること。これがアナトミーの第一の目的です。
サイト概要分析機能
大きなWebサイトでは数百数千のページがあります。また、5年10年以上続いて運営されていれば、内容も非常に複雑になり、内部の者でさえ全部を把握しきれないことがあります。サイト全体の概要を掴むことがサイト概要分析です。
シンメトリックでコンサルティングを見積もる際には必ず対象範囲をアナトミーで分析します。アナトミーでは、サイト全体の数字は基より、ディレクトリ毎の詳細データやクエリの分類、アクセスの多いページの詳細データを一気に作ることができます。このデータを使えば、サイトの課題やその解決の方向性を考えることができます。
アナトミーを使えば、全体像の中でも課題や解決策を見付けたり、新たなメンバーにサイトの状況を早く知ってもらうことなどに役立ちます。
SEO分析
一般的なサーチコンソールのデータを使ったSEO分析は、狙った特定のキーワードの順位やクリック数・CTRの把握がほとんどです。しかし、順位の増減からは対策は見えません。
アナトミーがページ毎に出力している、キーワード一覧は、そのページの検索表示された全てのキーワードと順位・クリック数・表示数・ボリュームが表示されます。これは、知りうる限りのこのページのGoogleの検索評価の全てです。
SEOは、キーワードとコンテンツのマッチ度を高める施策です。実際の評価には、ドメインの評価や他コンテンツの強さ、ニーズの強さなどが含まれます。これらの評価が混然一体となって出てきているのが、キーワード一覧です。このデータから、マッチ度か、ドメインの評価やコンテンツの独自評価ポイント、競合との弱み強み、検索需要を考察することで、SEO対策が引き出されます。
既に単純な用語解説のSEOは「AIによる概要」によって失われつつあります。単なるマッチ度アップの施策はユーザー無視の巨大コンテンツになります。今後はコンテンツの独自性を高めていく時代の中で、キーワード一覧から有用なSEO対策を考えることができます。
回遊分析
回遊分析・改善は、SEOとともに常に改善テーマに上がります。グロナビの機能性、検索後の遷移先、新設ページへの遷移数、広告の次ページの遷移などは、常に議題に上がります。ただし、回遊分析は、多くのサイトでまだまだ施策として取り組まれていないのが実情です。
1つの要因に、データを取得に手間が掛かることがあります。基本的に探索を使う必要があります。また、ページ間の遷移数は組み合わさの数が膨大になります。リンクがあるか画面を調べないと分からず、グロナビやフッターにも共通リンクがあります。また計測自体がGA4の設定に依存することもあります。
アナトミーでは回遊は、タイル選択で即座に知る事ができます。リンクの有無の判断、リンクの位置(ヘッダー|メイン|フッター)までも分かります。全体俯瞰を通して、そもそもリンクがないとかリンク先が不適当であることがすぐに判断付きます。遷移の過去の推移も呼び出せるので、回遊施策の個別対策の検証も簡単です。
個別の回遊施策は簡単であり、コンテンツ作りよりも遥かに修正も容易です。また、施策結果もすぐに表れるという特性があるので改善サイクルは早く回すことが可能です。アナトミーを使って継続的な回遊施策を行うことができます。
アナトミーのAI化
今後のアナトミーはAIツールとして進化する予定です。GoogleのMCPサーバーによるGA4のAIチャットが発表される半年前からGA4アクセスデータとサーチコンソールクエリデータに対するAI会話分析を搭載しています(ダッシュボード機能)。
今後はAIによる分析機能をタイルビューにも拡張し、誰でも気軽にデータにアクセスできるとともに、AIの助けによって概況把握や基本分析、各種比較分析をできるように拡張していきます。