シンメトリックが定期開催する「AIがSEOと検索に与えた影響とAIOの考え方」セミナーをご受講いただいた皆様に、AIO・SEOに関する意識調査アンケートにご協力いただきました。 AIチャットや「AIによる概要」の普及によって検索エンジンやSEO、認知獲得のためのマーケティング手法を取り巻く環境は大きく変化しており、流動的な状況がつづきます。
当社のセミナーの受講者は、企業のWebマスター、広報・マーケティング関係者など、Webマーケティングに実務で関わる方々が中心です。
AIOという新しい分野へ挑戦していくなかで、Webマーケティングに関わる方々の現状認識を受講者同士の情報交換のように共有できればと思い、本アンケートを企画しました。
セミナーは定期開催しており、過去の実績では毎回30~100名程度のご参加をいただきます。各回での定期測定をしていくことで、皆さんの意識の変化なども捉えることも期待しています。
アンケート概要
| アンケート名 | AIO・SEOに関する意識調査 |
|---|---|
| 実施日 | 2026年1月21日、2月10日、3月4日、3月17日、4月14日 |
| 対象セミナー | AIがSEOと検索に与えた影響とAIOの考え方 |
| 回答数 | 163 |
| 調査方法 | セミナー参加者へのアンケート |
回答者の属性(職種別)
アンケートの回答者は、広告・マーケティング・広報担当を中心に、Webマスター・サイト管理者、制作、営業企画など、デジタル施策に関わる職種で構成されています。
「広告・マーケティング・広報」が最も多く、次いで「Webマスター・サイト管理者」「デザイン・制作」と続く構成となっており、当社が普段開催しているSEO関連セミナーと近い傾向が見られます。全体として、検索施策やWeb運用に関わる実務担当者を中心とした回答構成となっています。
SEOの成果(トラフィック・CV)の目標数値は、今後どのように設定しますか?
ゼロクリック検索の拡大により、検索トラフィックの減少を感じている企業が一定数存在する中で、その対応方針は分かれている状況が見られます。 目標値を引き上げると回答した企業は15.3%にとどまり、「現状維持(20.9%)」「減少を見込む(24.5%)」とする回答が多くなりました。
一方で、過去の調査では、ゼロクリック検索の影響を自社サイト単位では把握できていないという回答が半数を超えており、あわせてオウンドメディアに対する期待は依然として高い水準にあります。こうした背景から、検索環境の変化を認識しつつも、具体的な対応や判断については企業ごとに考え方が分かれている状況であると考えられます。
参考データ:AIによる概要表示(AIOV)の影響とオウンドメディアへの期待
※本セクションのデータは、2025年11月19日に開催した「データで見る『AIによる概要(AIOV)』影響レポート」セミナーにおいて実施したアンケート結果(回答数:54)を引用しています。
AIによる概要(AIOV)による検索トラフィックへの影響はありますか?
「今は、わからない」とした企業が55.6%と半数を超えており、AIOVによる影響を現時点では明確に把握できていない企業が多い状況が見られます。一方で、「減少している」「減少しているかも」と感じている企業も一定数存在しており、検索トラフィックへの影響については、企業ごとに認識が分かれていることが分かります。
オウンドメディアの施策に対する期待度はどう変化しましたか?
オウンドメディアに対する期待度については、「変わらない」が66.7%と最も多く、大きな変化は見られない結果となりました。その一方で、「上がった」と回答した企業も24.1%存在しており、検索環境の変化が進む中でも、オウンドメディアの役割や価値を引き続き重視している層が多数派であることがうかがえます。
AIチャットやAIによる概要の引用・引用リンクは、マーケティング上どのように評価しますか?
回答を見ると、「ブランディング・認知に役立つ(36.2%)」が最も多く、「発展すれば役立つ(26.4%)」を含めると、AIチャットやAIによる概要内での引用・引用リンクを前向きに評価している企業が全体の約8割を占める結果となりました。
現時点では、「サイト集客に役立つ」とする回答は16.6%にとどまっており、直接的なトラフィック獲得の手段としては、まだ限定的に捉えられていることが分かります。 一方で、将来的な発展を見据え、認知やブランド形成の観点から価値を見出している企業が多い状況がうかがえます。
AIチャットは将来、Google検索を超える調査ツールになると思いますか?
回答を見ると、「1〜2年以内に超える」と考える企業が51.5%と半数を超えました。また、「2〜3年以内」「3年以上先」を含めると、将来的にAIチャットが検索を超える可能性があると捉えている企業は全体の約9割にのぼります。
この結果から、多くの企業が、検索を取り巻く環境の変化を中長期の話ではなく、比較的近い将来の前提として認識している状況がうかがえます。
今後12か月以内に、AIOを目的とした予算を確保する予定はありますか?
回答を見ると、「既に確保している」「検討中」を合わせた割合は約14%となり、AIOに関する取り組みがまだ一般化していない中でも、一定数の企業が具体的な検討や実行の段階に入っていることが分かります。
一方で、「予定はない」「未定」とする回答が大半を占めており、関心の高まりに比べると、実際の予算化には至っていない企業が多い状況が見られます。この背景として、AIOにおける具体的な目標設定や効果測定の方法が、現時点では十分に整理されていない点が影響している可能性が考えられます。
レポートについて
限られた方々へのアンケートではありますが、ご自身や自社の認識と比較してみて、何か参考になる点はありましたでしょうか。
アンケートは、AIや検索環境の変化に直面する中で、企業がどのような意識や捉え方をしているのかを整理することを目的としたものであり、特定の手法や判断の正解を示すものではありません。あくまで、数ある考え方や状況の中の一つの参考データとしてご覧いただければ幸いです。
今後も当社では、SEOやAIO、検索環境の変化に関するデータや調査結果を、継続的に発信していく予定です。最新の情報や関連コンテンツについては、ぜひ当社サイトをご覧ください。
なお、アンケートデータについては、調査条件や回答者の属性による偏りが含まれる可能性があり、その内容について正確性や成果を保証するものではありません。本レポートの内容を、第三者への二次利用や転載は禁止での転載・引用はご遠慮ください。
なお、アンケートのテーマである「AIがSEOと検索に与えた影響とAIOの考え方」については、内容をアップデートしながら定期的にセミナーを開催しています。ご関心のある方は、ぜひセミナーにもご参加ください。